リーマンショック以降、米国株をはじめとして先進国株式が上がり続けていますが、高値になりすぎており、ある種バブルのような状態になっています。
今後、バブルが一気に弾けて大暴落する危険性もありこれから投資を始めるなら新興国株式が圧倒的におすすめです。
まず、経済成長の面で見ても新興国は先進国よりも圧倒的に成長していくと予想されています。
こちらは世界経済全体に占める新興国と先進国の割合を表しています。

2000年にはわずか20%しかなかった新興国の経済は順調に成長し続け2020年には40%に上っています。そして、今後も経済成長し続けやがて半々になると見込まれています。
さらに、投資で大切なポイントとして株価の水準が挙げられます。今の株価は割高なのか割安なのか、割安で買わなければどんなに成長が期待できる株でも利益は出ません。
そこで、先進国と新興国のPER(=株価の割安度を測る指標)を比較してみましょう。下の図は先進国のPERに対する新興国のPERです。
仮に1であれば新興国と先進国の割安度は同程度であり、1より大きければ新興国が割高、1より小さければ新興国が割安を意味します。

図を見ると分かるように、相対PERは1を大きく下回っており、新興国株式の方が先進国より非常に割安となっています。
仮に先進国株式と同程度のPERになるだけで、新興国株式の株価には30%以上の上昇余地があるのです。
今回は新興国投資を行っている個別のファンドごとに詳細に分析した結果をお伝えしていきたいと思います。各ファンドについて以下の観点からランキング形式でお伝えしていきたいと思います。
✔︎投資対象国の魅力度
✔︎狙えるリターン
✔︎安定性
✔︎ファンドマネージャーの実績
- 第1位:中国に狙いを定めるオリエント・マネジメント
- 第2位:深セン・イノベーション株式ファンド
- 第3位:新興国全体に投資するETF「VWO」
- コラム:新興国で魅力的な国の条件とは?
- 第4位:新成長中国株式ファンド (愛称:シャングリラ)
- 第5位:CXSE(ウィズダムツリー中国ニューエコノミーファンド)
- 第6位:eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- 第7位:HSBCチャイナオープン
- 第8位:ベトナム成長株インカムファンド
- 第9位:DIAM中国関連株式オープン
- 第10位:三井住友ニューチャイナファンド
- 第11位:中華圏株式ファンド
- 第12位:新生・UTIインドファンド
- 第13位:ベトナム株式ファンド
- 第14位:ドイチェ・インド株式ファンド
- 第15位:iTrustインド株式
- 第16位:高成長インド・中型株式ファンド
- 第17位:新光ピュア・インド株式ファンド
- 第18位:ダイワ・インド株ファンド
- 第19位:HSBCインド株式ファンド
- 第20位:HSBCインドオープン
- 第21位:ニッセイ・インド厳選株式ファンド
- 第22位:HSBCインド・インフラ株式オープン
- 第23位:野村インド株投資
- 第24位:NNインドネシア株式ファンド
- 第25位:HSBCインドネシア債券オープン(毎月決算型)
- 第26位:eMAXIS新興国リートインデックス
- 第27位:野村アフリカ株投資
- 第28位:イーストスプリング・インドネシア株式オープン
第1位:中国に狙いを定めるオリエント・マネジメント


投資対象国魅力 95点 |
中所得国の壁を突破し高い経済成長を維持し米国をも捉えかけている超大国新興国である中国に狙いを定める。株式市場は先進国市場に対して30%以上割安で大きな投資機会が狙える。 |
狙えるリターン 90点 |
現在の経済水準は日本のバブル相場に入る直前期。今まで株価が停滞していたことを加味すると数年で数倍になることも十分狙える条件が整っている。実際2021年10月-12月の3ヶ月で市場が15%下落する中で5.8%のプラスのリターンを出している。(年率にすると25%)。中国市場の回復が加われば年率50%も狙い売る投資ファンドとして期待している。 |
安定性 80点 |
新興国株式なので値動きは大きいことが想定される。ただ、ファンドマネージャーは日本株のバリュー株投資ファンドで一度もマイナスをだしない経歴の持ち主で下落耐性も期待できる。 |
ファンドマネージャー 95点 |
東大卒で外資系金融機関出身のファンドマネージャーが運用。過去に日本株や新興国株での運用実績もあり2021年から中国株に狙いを定めて香港にわたりリアルな情報を元に銘柄を厳選している。 |

中国は言わずもがなですが日本を2009年に抜いて世界第2位の経済大国になり今や日本のGDPの3倍です。アメリカの背後も捉えており、今後世界1位の経済大国になるのも時間の問題です。
また、ハイテク産業も盛んとなっており産業の高付加価値を実現し続けながら高い成長率を維持し続けています。

GDPの推移を見ても中国が圧倒的に成長し続けているのは一目瞭然ですね。
一方、株式市場は10年間停滞しており経済は成長しているのに株価は安いという魅力的な状況がどんどん加速しています。

このように、中国株は10年間ほとんど変わっていませんが、一方で先進国の株は上昇しており比較するとどれだけ中国株が割安のままに放置されているか分かります。

先進国株式は十分すぎるほど高騰しており、バブルが弾ける可能性が高いです。一方で、経済成長しているにもかかわらずまだまだ割安な中国株の投資機会が今まさに訪れているのです。
そして、そんな投資魅力に溢れる中国に狙いを定め中国専門のプロフェッショナルとして活躍しているヘッジファンドがオリエントマネジメントです。
◆中国専門のヘッジファンド
◆急成長の新興国投資で資産5倍を目指す
◆東大卒・外銀出身のエリートファンドマネージャー
◆別途新興国ファンドで100%以上(現地通貨建て)の記録あり
オリエントマネジメントは海外ヘッジファンドで経験を積んだ東大卒の腕利きのヘッジファンドマネージャーが、今後10年は中国株の時代がくると狙いを定めて立ち上げたヘッジファンドです。
参考までにファンドマネージャーが過去運用していた新興国ファンドの運用成績は以下となります。

実績も申し分ないファンドマネージャーが2021年末からは中国の時代であると捉えて本気で投資に乗り出したのが中国なのです。
そして最初の3ヶ月で5.8%のリターンを出しています。年率に直すと25%のリターンということになります。
この間、外国人投資家が投資できる香港ハンセン指数は15%の下落をこうむっていました。

つまり、オリエントマネジメントは市場の動きに対してプラス21%(リターン5.8%-(市場平均△15%)のリターンをだしていたことになります。
今年、中国は金融緩和も開始しており中国株市場が上向いた場合、オリエントマネジメントは年率50%のリターンも狙える可能性があると期待しています。
オリエントマネジメントのファンドマネージャーはバリュー株投資を得意としており、割安株がごろごろしている中国株市場は彼の本領を発揮できるフィールドが整っているといえるでしょう。2021年からの大きなリターンを狙う先として筆者もポートフォリオの主軸として据えています。
新興国投資でハイリターンを狙いたい方はぜひオリエントマネジメントをチェックしてみて下さい。詳しい内容は以下から問い合わせて話しを聞いてみるとこをおすすめします。


第2位:深セン・イノベーション株式ファンド

投資対象国魅力 90点 |
中国の中でもハイテク企業が多く存在している深センに上場しているハイテク銘柄を中心に投資している。 |
狙えるリターン 90点 |
中国のハイテク企業に投資しているので高いリターンを狙うことができる。ただ、今バリュエーションが高めなのが気がかり。 |
安定性 60点 |
投資セクターが値動きの激しいハイテクセクターに偏重しているので標準偏差(=リスク) が高い。最大60%程度のドローダウンも覚悟しないといけない。値動きの激しさから少額の投資に抑えるのが賢明。 |
ファンドマネージャー 75点 |
ファンドマネージャーは投資信託なので打ち出されていないが、日興アセマネが担当している。 |
第3位:新興国全体に投資するETF「VWO」

投資対象国魅力 85点 |
新興国全体を投資対象としているETF。新興国全体としては魅力的ではあるものの、成長力が低い国や政治の安定性が低い国も含まれているのが惜しい点。ただ中国が40%含まれている点はポジティブ。 |
狙えるリターン 80点 |
新興国株式全体として魅力的な環境が整っているので、新興国全体である程度のリターンを狙うことができる。 |
安定性 75点 |
新興国株は値動きが大きい傾向にあるが5000銘柄以上に分散しているのである程度大幅下落は抑えられる。 |
ファンドマネージャー – |
指数に連動するインデックスファンドなのでファンドマネージャーという概念が存在しない。 |
コラム:新興国で魅力的な国の条件とは?
新興国は力強く経済成長を続けていながらも、まだ投資家がその魅力に気づいておらず株価は安いままになっています。まさに今が投資チャンスなのです。
そして、新興国の中でも国によって期待リターンにはかなり差があります。
株価の割安度を横軸、経済成長を縦軸として一覧にした図がこちらです。右上にあればあるほど期待リターンが高い国となります。

例えば左上に位置するインドなどは経済成長が見込まれていますが、すでに株が値上がってしまっているため投資魅力はありません。
左下に位置する国々は株価も高いし成長力も低いし論外ですね。
このようにみていくと、右上の中国が新興国の中でも飛び抜けて期待リターンが高い国となっています。
中国は世界No.1の経済大国になっていくほど、経済成長がすさまじく、さらにまだ株価が安いという夢のような国です。
正直、新興国投信をするなら中国一択だと筆者は確信しています。実際ヘッジファンドの帝王と言われるレイダリオ氏も2022年からは中国の年であると自信を持っています。
そして、中国が2022年から魅力的な理由として大きな追い風があります。それは中国が今年から金融緩和を実施し始めたということです。
年初に入って政策金利を下げているのです。

皆さん思い出して下さい。アベノミクスがなぜ株高となったかを。
安倍首相の経済政策が素晴らしかったからではありません。単純な話で日銀が金融緩和を始めたから株価が上昇を始めたのです。
金融緩和は「買い」というのは世界の原理原則です。そして、今中国は金融緩和を開始したところなのです。機会を捉えてこの列車に乗り遅れないのが重要なのです。
1位にあげたオリエントマネジメントは中国株が沈み込むなかでも10-12月期で5.8%のリターンをあげました。(年率ベースで25%)
もし仮に市場が上向けば50%以上のリターンを望むことができると期待しています。これが筆者が2022年からはオリエントマネジメントに賭けている理由です。

第4位:新成長中国株式ファンド (愛称:シャングリラ)

投資対象国魅力 90点 |
中国を投資対象にしている点はポジティブではあるが、既に割高なハイテクに集中している点を加味して90点とします。 |
狙えるリターン 77点 |
他の総合型の中国投資信託と同じ値動きとなっているが若干ではあるが高いリターンを出している。 |
安定性 70点 |
他の新興国投資信託と同様に値動きの荒さを表す標準偏差は高い数値となっています。 |
ファンドマネージャー 80点 |
大手アセットマネジメントのアセットマネジメントワンが運用している。分配金を殆どだしていないのがポジティブな点。 |
第5位:CXSE(ウィズダムツリー中国ニューエコノミーファンド)

投資対象国魅力 95点 |
オリエントマネジメントと同じく2020年代最も魅力的な新興国株式市場である中国を投資対象としている |
狙えるリターン 85点 |
同じハイテクに投資をしている深セン・イノベーション株式ファンドより低いリターンとなっている。 |
安定性 65点 |
上位銘柄に偏っており、価格の値動きは非常に大きい。40%程度の損失は覚悟する必要がある。 |
ファンドマネージャー 85点 |
シーゲル教授がアドバイザーを務めるウィズダムツリー社が運用を担当している。 |
第6位:eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

投資対象国魅力 80点 |
新興国全体を投資対象としている投資信託。MSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動している。VWOに比して既に新興国ではない韓国を含めているのがマイナスポイントなので80点としています。 |
狙えるリターン 75点 |
韓国が入っている分VWOより若干低い評価としています。 |
安定性 80点 |
1400銘柄に分散しておりBRICS+韓国という比較的大型の新興国で80%を占めているので80点と比較的高評価を与えています。 |
ファンドマネージャー – |
指数に連動するインデックスファンドなのでファンドマネージャーという概念が存在しない。しかし、連動目標とするインデックスとの乖離率が低いのはプラスポイントです。 |
第7位:HSBCチャイナオープン

投資対象国魅力 95点 |
オリエントマネジメントと同じく2020年代最も魅力的な新興国株式市場である中国を投資対象としている |
狙えるリターン 75点 |
年率10%以上のリターンを実現しているが、ハイテク銘柄の比率が多くなっていることでバリュエーション調整の影響で直近軟調に推移している。 |
安定性 70点 |
新興国投信なので致し方ない側面もありますが、価格の値動きは大きく最大40%程度の下落は覚悟する必要があります。 |
ファンドマネージャー 80点 |
ファンドマネージャーは投資信託なので打ち出されていないが、老舗のグローバルバンクが運用しているという安心感がある。 |
第8位:ベトナム成長株インカムファンド

投資対象国魅力 80点 |
ベトナムを投資対象としており、代表指数、VN指数は健全に成長している。市場規模はまだ小さく、投資対象としてはそれなりのリスクを覚悟。 |
狙えるリターン 75点 |
年率10%以上のリターンを実現しているが、直近3年のパフォーマンスを見ると下落耐性に課題あり。 |
安定性 65点 |
新興国投信なので致し方ない側面もありますが、価格の値動きは大きく最大40%程度の下落は覚悟する必要があります。 |
ファンドマネージャー 80点 |
ファンドマネージャーは投資信託なので打ち出されていないが、新興国ファンドに特化した会社が運用しており、その専門性には期待したい。 |
第9位:DIAM中国関連株式オープン

投資対象国魅力 85点 |
中国企業だけではなく、他の資本でも中国に多くの資産を保有していたり中国からの売上比率が高い銘柄を組み入れている。 |
狙えるリターン 75点 |
他の中国投信や中国指数に対してアンダーパフォームしており芳しくない。 |
安定性 65点 |
価格の下落幅は40%程度までは覚悟をしておく必要がある。 |
ファンドマネージャー 75点 |
DIAMが運用を行なっている。他の一流銀行やアセットマネジメント会社と比べると若干低い評価のため75点とする。 |
第10位:三井住友ニューチャイナファンド

投資対象国魅力 85点 |
中国に投資をしているが香港で事業を行なっている企業の組入比率が多くなっている。 |
狙えるリターン 75点 |
リターンの殆ど全てを分配金として出しており複利効果を大きく毀損している。その点、他の中国投資信託よりは低い評価となっている。 |
安定性 70点 |
新興国投資信託特有の標準偏差の高さとなっている。 |
ファンドマネージャー 80点 |
メガバンク関係のアセットマネジメント会社が運用しており信頼感はある。 |
第11位:中華圏株式ファンド

投資対象国魅力 90点 |
中国が含まれているのは素晴らしいですが、台湾も含まれており成長性の点で少し劣ります。 |
狙えるリターン 70点 |
一般的な中国投資信託と同様のリターンではありますが、過大な分配金をだしており元本から拠出する特別分配金になってしまっている。長期投資には不適格。 |
安定性 70点 |
新興国投資信託であり組み入れ銘柄も多くないので安定性は高くはない。 |
ファンドマネージャー 80点 |
深センイノベーション株式ファンドと同じ日興が運用をこなっている。 |
第12位:新生・UTIインドファンド

投資対象国魅力 70点 |
インドは個別銘柄の投資環境が整っておらず、まだ株式市場は未整備。投資信託やETF、ADRを通してのみ投資可能。現段階での投資はハイリスク。 |
狙えるリターン 70点 |
年率10%以上のリターンを実現しているが、株価が上昇し過ぎて暴落の危険性もあり。インド経済の成長に合わせた修正を期待。 |
安定性 65点 |
新興国投資であるがゆえにボラティリティは大きく、現在の株価水準では大幅下落を覚悟する必要あり。 |
ファンドマネージャー 85点 |
ファンド設定時から一貫して同じファンドマネージャーが務める。ファンドマネージャーとしての受賞歴もあり安心感をもてる。 |
第13位:ベトナム株式ファンド

投資対象国魅力 80点 |
ベトナムを投資対象としており、代表指数、VN指数は健全に成長している。市場規模はまだ小さく、投資対象としてはそれなりのリスクを覚悟。 |
狙えるリターン 75点 |
年率10%以上のリターンを実現しているが、直近3年のパフォーマンスを見ると下落耐性に課題あり。 |
安定性 65点 |
新興国投信なので致し方ない側面もありますが、価格の値動きは大きく最大40%程度の下落は覚悟する必要があります。 |
ファンドマネージャー 75点 |
ファンドマネージャーは投資信託なので打ち出されていないが、大手金融機関が運用を行っており、その安心感はあり。 |
第14位:ドイチェ・インド株式ファンド

投資対象国魅力 70点 |
インドは個別銘柄の投資環境が整っておらず、まだ株式市場は未整備。投資信託やETF、ADRを通してのみ投資可能。現段階での投資はハイリスク。 |
狙えるリターン 65点 |
ここ10年のリターンで年率8%、シャープレシオは0.37となっておりリスクが高い割にそれに見合うリターンは得られていない。 |
安定性 55点 |
新興国投資であるがゆえにボラティリティは大きく、またインド株式は割高な状況となっているため場合によっては大幅下落を覚悟する必要あり。 |
ファンドマネージャー 70点 |
ファンドマネージャーは投資信託なので打ち出されていないが、大手金融機関が運用を行っており、その安心感はあり。 |
第15位:iTrustインド株式

投資対象国魅力 70点 |
インドは個別銘柄の投資環境が整っておらず、まだ株式市場は未整備。投資信託やETF、ADRを通してのみ投資可能。現段階での投資はハイリスク。 |
狙えるリターン 65点 |
2018年に設定と歴は浅い。ここ3年のリターンで年率10%、シャープレシオは0.40となっておりリスクが高い割にそれに見合うリターンは得られていない。 |
安定性 55点 |
新興国投資であるがゆえにボラティリティは大きく、またインド株式は割高な状況となっているため場合によっては大幅下落を覚悟する必要あり。 |
ファンドマネージャー 70点 |
インド人を主とした専用の運用チームが担当。顔や氏名も公開されており、顔の見える運用である点は安心感あり。 |
第16位:高成長インド・中型株式ファンド

投資対象国魅力 70点 |
インドは個別銘柄の投資環境が整っておらず、まだ株式市場は未整備。投資信託やETF、ADRを通してのみ投資可能。現段階での投資はハイリスク。 |
狙えるリターン 65点 |
ここ5年のリターンで年率11%となっている点は評価できるが、シャープレシオは0.45となっておりリスクに見合うリターンを得られていないのが現状。 |
安定性 55点 |
新興国投資であるがゆえにボラティリティは大きく、状況によっては大幅下落を覚悟する必要あり。 |
ファンドマネージャー 70点 |
ファンドマネージャーは投資信託なので打ち出されていないが、大手金融機関が運用を行っており、その安心感はあり。 |
第17位:新光ピュア・インド株式ファンド

投資対象国魅力 70点 |
インドは個別銘柄の投資環境が整っておらず、まだ株式市場は未整備。投資信託やETF、ADRを通してのみ投資可能。現段階での投資はハイリスク。 |
狙えるリターン 65点 |
ここ10年のトータルリターンは8%を超えているもののシャープレシオは0.35となっておりリスクが先行している。 |
安定性 55点 |
新興国投資であるがゆえにボラティリティは大きく、状況によっては大幅下落を覚悟する必要あり。 |
ファンドマネージャー 70点 |
ファンドマネージャーは投資信託なので打ち出されていないが、大手金融機関が運用を行っており、その安心感はあり。 |
第18位:ダイワ・インド株ファンド

投資対象国魅力 70点 |
インドは個別銘柄の投資環境が整っておらず、まだ株式市場は未整備。投資信託やETF、ADRを通してのみ投資可能。現段階での投資はハイリスク。 |
狙えるリターン 60点 |
ここ10年のトータルリターンは年6%となっており新興国投資としては物足りない。シャープレシオも0.27とリスクが先行している。 |
安定性 55点 |
新興国投資であるがゆえにボラティリティは大きく、状況によっては大幅下落を覚悟する必要あり。 |
ファンドマネージャー 70点 |
ファンドマネージャーは投資信託なので打ち出されていないが、大手金融機関が運用を行っており、その安心感はあり。 |
第19位:HSBCインド株式ファンド

投資対象国魅力 70点 |
インドは個別銘柄の投資環境が整っておらず、まだ株式市場は未整備。投資信託やETF、ADRを通してのみ投資可能。現段階での投資はハイリスク。 |
狙えるリターン 60点 |
ここ10年のトータルリターンは年5%程度と小さい。シャープレシオも0.20となっており運用効率も非常に悪い。 |
安定性 55点 |
新興国投資であるがゆえにボラティリティは大きく、状況によっては大幅下落を覚悟する必要あり。 |
ファンドマネージャー 70点 |
ファンドマネージャーは投資信託なので打ち出されていないが、大手金融機関が運用を行っており、その安心感はあり。 |
第20位:HSBCインドオープン

投資対象国魅力 70点 |
インドは個別銘柄の投資環境が整っておらず、まだ株式市場は未整備。投資信託やETF、ADRを通してのみ投資可能。現段階での投資はハイリスク。 |
狙えるリターン 60点 |
ここ10年のトータルリターンは年5%程度と小さい。シャープレシオも0.20となっており運用効率も非常に悪い。 |
安定性 55点 |
新興国投資であるがゆえにボラティリティは大きく、またインド株式市場が割高になっているため大幅下落を覚悟する必要あり。 |
ファンドマネージャー 70点 |
ファンドマネージャーは投資信託なので打ち出されていないが、大手金融機関が運用を行っており、その安心感はあり。 |
第21位:ニッセイ・インド厳選株式ファンド

投資対象国魅力 70点 |
インドは個別銘柄の投資環境が整っておらず、まだ株式市場は未整備。投資信託やETF、ADRを通してのみ投資可能。現段階での投資はハイリスク。 |
狙えるリターン 65点 |
ここ5年のリターンは一桁パーセント台に収まっており、シャープレシオは0.32とリスクに見合うリターンを得られていない。 |
安定性 55点 |
新興国投資であるがゆえにボラティリティは大きく、状況によっては大幅下落を覚悟する必要あり。 |
ファンドマネージャー 70点 |
ファンドマネージャーは投資信託なので打ち出されていないが、大手金融機関が運用を行っており、その安心感はあり。 |
第22位:HSBCインド・インフラ株式オープン

投資対象国魅力 70点 |
インドは個別銘柄の投資環境が整っておらず、まだ株式市場は未整備。投資信託やETF、ADRを通してのみ投資可能。現段階での投資はハイリスク。 |
狙えるリターン 60点 |
ここ10年のリターンは1.70%(年率)とごくわずか。シャープレシオは0.05とリスクが大きく先行している。 |
安定性 55点 |
新興国投資であるがゆえにボラティリティは大きく、状況によっては大幅下落を覚悟する必要あり。 |
ファンドマネージャー 70点 |
ファンドマネージャーは投資信託なので打ち出されていないが、大手金融機関が運用を行っており、その安心感はあり。 |
第23位:野村インド株投資

投資対象国魅力 70点 |
インドは個別銘柄の投資環境が整っておらず、まだ株式市場は未整備。投資信託やETF、ADRを通してのみ投資可能。現段階での投資はハイリスク。 |
狙えるリターン 60点 |
ここ10年のリターンは一桁パーセント台に収まっており、シャープレシオは0.36とリスクに見合うリターンを得られていない。ベンチマークも大いに下回る運用成果となっている。 |
安定性 55点 |
新興国投資であるがゆえにボラティリティは大きく、状況によっては大幅下落を覚悟する必要あり。 |
ファンドマネージャー 70点 |
ファンドマネージャーは投資信託なので打ち出されていないが、大手金融機関が運用を行っており、その安心感はあり。 |
第24位:NNインドネシア株式ファンド

投資対象国魅力 50点 |
インドネシアはASEANの一つにも数えられ、これまで順調に経済成長してきている。人口も2億人を超えるほど多く、今後も増加していくことが予想されている。しかしながら注目が集まり過ぎていて、投資先として魅力があるかはやや懸念。 |
狙えるリターン 50点 |
新興国として経済成長への期待度は高い。しかし、同時に世界からの注目度も高く、株価が高い水準が続いているため割安で投資することが難しい。その状況下でリターンを出すのは簡単ではない。 |
安定性 50点 |
組入れ銘柄数は比較的多いがこれまでの値動きは大きくリスクは高い。今後も同様の傾向が続くと思われる。 |
ファンドマネージャー – |
投資信託のためファンドマネージャーは明記されていない。表に立っていないためモチベーションに懸念あり。 |
第25位:HSBCインドネシア債券オープン(毎月決算型)

投資対象国魅力 50点 |
インドネシアはASEANの一つにも数えられ、これまで順調に経済成長してきている。人口も2億人を超えるほど多く、今後も増加していくことが予想されている。政策金利は3.5%程度であり、投資先として魅力があるかはやや懸念。 |
狙えるリターン 50点 |
債券のため配当収入が狙える一方、これから経済成長を迎えるであろうインドネシアでは債券価格の上昇に期待するのが難しい一面もある。 |
安定性 50点 |
ハイリターンは狙いにくい一方で、新興国であるがゆえに為替リスクは大きく、債券投資でありながらも安定性に難あり。 |
ファンドマネージャー – |
投資信託のためファンドマネージャーは明記されていない。表に立っていないためモチベーションに懸念あり。 |
第26位:eMAXIS新興国リートインデックス

投資対象国魅力 50点 |
新興国全体のリートに投資できるように設定されているが、新興国の規制によって中国やインドのような本当に魅力的な投資先に投資できない。 |
狙えるリターン 50点 |
投資魅力国で述べた通りリターンは今後も低くなる可能性が高い。新興国に投資するのであれば株式市場の方が魅力が高い。実際今までのリターンも2013年以来マイナスとなっている。 |
安定性 50点 |
値動きの激しい南アフリカやメキシコの資産を組み入れており安定性も低いと考えられる。 |
ファンドマネージャー – |
インデックスファンドなのでファンドマネージャーの手腕は関係ない。しかし、連動目標とする指数に対して乖離が高いのは懸念点となっている。 |
第27位:野村アフリカ株投資

投資対象国魅力 50点 |
南アフリカは人口の点から見ると経済成長には期待できるが、同時に解決しなければならない課題も多い。通貨価値も変動が大きく、総じて新興国の中でも不安定な国となっておりリスクが高い。 |
狙えるリターン 50点 |
新興国ではあるがインフラ未整備等、国内に課題も多く順調に経済成長していくかは疑問。また、株価が割高になっているため、暴落する可能性がある点も懸念。 |
安定性 45点 |
南アフリカはまだ経済的にも不安定であり激しい値動きが予想される。また、通貨の値動きも大きい可能性が高い。 |
ファンドマネージャー 65点 |
投資信託のためファンドマネージャーは明記されていない。表に立っていないためモチベーションに懸念あり。 |
第28位:イーストスプリング・インドネシア株式オープン

投資対象国魅力 50点 |
インドネシアはASEANの一つにも数えられ、これまで順調に経済成長してきている。人口も2億人を超えるほど多く、今後も増加していくことが予想されている。しかしながら注目が集まり過ぎていて、投資先として魅力があるかはやや懸念。 |
狙えるリターン 45点 |
新興国として経済成長への期待度は高い。しかし、同時に世界からの注目度も高く、株価が高い水準が続いているため割安で投資することが難しい。これまでの運用成績を見てもリターン面には疑問が残る。 |
安定性 45点 |
新興国であるインドネシア株への投資であり、なおかつ組入れ銘柄数も少ないので安定性は欠いている。 |
ファンドマネージャー 60点 |
投資信託のためファンドマネージャーは明記されていない。表に立っていないためモチベーションに懸念あり。 |


皆さんもご存知のことと思いますが、現在世界経済の成長を牽引しているのは疑いなく新興国経済となっています。今後も先進国の成長率は低下することが見込まれていますが、新興国の高い成長率は継続することが予想されています。

経済の成長にともなって新興国企業の1株あたりの利益もコロナから順調に回復し再び成長軌道に乗ることが見込まれています。

一方、堅調な経済成長と企業利益とは反対に、新興国株式は軟調に推移し先進国株式に対して割安に推移しています。結果として新興国株式は先進国株式に対して30%程度割安となっており2022年以降は再び新興国株式の時代がくると目されています。
青:新興国株式全体
黄:全世界株式全体
緑:先進国株式全体

参照:MSCI
強い株式市場というのは移り変わっていきます。2000年代は新興国株式、2010年代は先進国株式でした。2020年代は再び新興国株式の時代が到来しようとしているのです。
そして、新興国株式投資で大きなリターンをだすためには、中でも魅力的な新興国に投資をする必要があります。
また、新興国の個別株は個人投資家にはなかなか分析するのが難しいのではないでしょうか。そこで、新興国株式の分析をし実際に投資している筆者の観点から大きなリターンを望める投資先を厳選してランキング形式でまとめています。新興国投資を行う際に参考にしていただければと思います。
