インド投資信託(ファンド・ETF)

【2023年】今後急成長が見込まれる「インド株式」を投資対象とするおすすめの投資信託やETFをランキングで解説!インド経済の見通し、過去のチャートから考察

新興国の中でもBRICSの一角としてインド株投資は大人気です。以下はインドのGDPですが順調に成長してきています。

インドのGDP推移
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そのためインドに投資する投資信託は数多くあります。

ではその中でどの投資信託がいいのでしょうか?よく分かりませんよね。

そこで今回は数あるインド投資信託をおすすめ順にランキングしていきます。インド株投資が気になる方はぜひ検討してみて下さい。

実は、記事の内容に入る前に触れておくと現在インドの株式は割高な状況となっています。代表的な株価指標であるPERを他国と比較するとインドは突出して高いです。

 

インド 日本 中国
2022年 32.5 12.2 11.3
2021年 32.4 19.1 16.2
2017年 22.6 15.3 12.2
2013年 15.7 24.6 9.9

 

新興国株式は割安で購入してこその爆発的なリターンが生まれるので、新興国は魅力ですがインドに関しては少し待ちの状態なのかもしれませんね。網羅的に私が調査した内容を反映しているのは以下の記事です。

投資信託、ヘッジファンドなど合わせて考察しているので、参考にしてみてください。全世界的な株安となった2022年もプラスのリターンを叩き出し指数を大きくアウトパフォームしている銘柄も紹介しています!

 

1位:新生・UTIインドファンド

インド株投資信託で資産運用するなら「新生・UTIインドファンド」が圧倒的に強いです。

これまでの運用成績を見ても数あるインド投資信託の中で群を抜いており、目立った存在となっています。

過去10年の運用成績はこちらです。(2023年1月末時点)

1年 3年
(年率)
5年
(年率)
10年
(年率)
トータルリターン ▲8.06% 15.92% 9.56% 16.26%
標準偏差 14.91 26.31 23.30 23.36
シャープレシオ ▲0.42 0.60 0.39 0.71

 

この業績は業界の総意でありインド部門におけるR&Iファンド大賞を10年連続で受賞しています。

ちなみに、過去1年の成績は世界的な株安の影響もあり▲8%となっていますが、S&P500指数が20%下落した年であることを考えると耐えていますね。

インド投資信託の中では1強ですが、インドという国自体がこれからの投資に適していないのではという懸念もあるので飛びつかないように注意して下さい。

10年(年率)を見てみればわかると思いますが、トータルリターンはまずまずですが、標準偏差が23.36と非常に大きくなっています。つまり、リスクが非常に大きいということです。

シャープレシオを見ると0.71と1を下回っています。つまり、新生・UTIインドファンドは大きなリスクを取っている割にはリターンを得られていません。

※シャープレシオとは?

リスクに対するリターンの割合。1を超えると優秀で評価できる。

新生・UTIインドファンド eMAXIS Slim新興国株式インデックス
購入時の手数料 3.85% なし
保有時の手数料 年1.954% 年率0.1870%
解約時の手数料 0.30% なし

 

詳細は以下の記を確認してください。

 

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2位:ドイチェ・インド株式ファンド

ドイチェ・インド株式ファンドはドイツ銀行グループの資産運用会社ドイチェ・アセット・マネジメントが展開する投資信託です。

外資系の投資信託ということで期待感はありますが、投資先の銘柄に特段変わった点はなく少し物足りないかなという気がします。

これまでの運用成績を見ても、組入銘柄数が38と少ないこともあり、かなり値動きの大きい不安定な投資となっています。

過去10年の運用成績はこちらです。シャープレシオが0.37となっています。

 

1年 3年
(年率)
5年
(年率)
10年
(年率)
トータルリターン 7.11% 15.52% 9.44% 12.38%
標準偏差 17.74 26.05 23.47 22.30
シャープレシオ 0.44 0.60 0.40 0.56

 

「大きなリスクの割にリターンが得られていない」というのがこの投資信託の評価です。

 

ドイチェ・インド株式ファンド eMAXIS Slim新興国株式インデックス
購入時の手数料 3.85% なし
保有時の手数料 年1.975% 年率0.1870%
解約時の手数料 0.30% なし

 

詳細は以下の記事を参照。

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3位:iTrustインド株式

第3位はiTrustインド株式です。こちらは手数料が安いiTrustシリーズの投資信託となっており、他のインド投信と比べてコストの低さが売りとなっています。

運用成績を見てみましょう。まだ3年しかありませんが、新興国投資に関しては短期でその機を逃さずリターンが獲得できるかが重要です。上位2つの投信に負けていますので、優秀とは言えそうにないですね。

1年 3年(年率)
トータルリターン ▲0.62% 12.35%
標準偏差 14.80 25.16
シャープレシオ ▲0.04 0.49

 

一般的に新興国向けの投資信託は手数料が高くなっており、インド投信も例外ではありません。その中で見るとiTrustインド株式の手数料は確かに安いです。

 

iTrustインド株式ファンド 一般的なインド投信
購入時手数料 なし 3.3%~3.85%
信託報酬 年1.4998% 年2.0%
信託財産留保額 なし 0.3%~0.5%

 

比較してみると一目瞭然ですね。購入時手数料や信託財産留保額がかからないのは嬉しいですし、信託報酬も普通の投信よりは高いですがインド投信の中では安いです。

しかしながら、運用成績を見るとリスクが大きいのにもかかわらず、インデックス(MSCIインド)に負ける成績となっており投資価値はあるのかは疑問です。

とにかくコストを抑えてインド株に投資したい人には良いかもしれませんが、運用で利益を得たいのであれば他の国に目を向けてみる事をおすすめします。

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上位3つの投資信託を比較

上記三つの投信を比較した結果が以下です。
¥

項目 期間 ドイチェ・インド
株式ファンド
新生UTI
インドファンド
iTrsut
インド
トータル
リターン
1年 7.11% ▲8.06% ▲0.62%
3年
(年率)
15.52% 15.92% 12.35%
5年
(年率)
9.44% 9.56%
10年
(年率)
12.38% 16.26%
標準偏差 1年 16.34 14.91 13.6
3年 27.26 26.31 25.1
5年 22.72 23.3
10年 23.95 23.36
シャープ
レシオ
1年 3.54 2.18 1.72
3年 0.45 0.84 0.63
5年 0.62 0.72
10年 0.37 0.81

 

この中であえて選ぶのであれば長期で高いリターンを残している新生UTIインド ファンドでしょうね。シャープレシオが一番マシ且つ、この中ではリターンが安定的です。

投資信託とヘッジファンドを総合的に比較した記事もありますので今後新興国投資に興味がある方は以下も参考にしてみてください。以下は全ての新興国の投信は分析対象としています。

 

上位3つ以外のインド株投資信託

上位3つ以外にも個性的な投資信託がありますので一挙に紹介していきます。

アムンディ・チャインドネシア株投信 (チャイン)

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新興国の中でも、中国、インド、インドネシアは今後成長が期待される国として注目を集めています。

 

 

「アムンディ・チャインドネシア株投信」は3カ国に分散投資をする商品となっています。

中国、インド、インドネシアの企業または当該各国で主な事業を展開する企業の上場株式等としています。組入比率は以下の通りです。

 

資産 純資産比(%)
中国株式サブファンド 31.9
インド株式サブファンド 33.6
インドネシア株式サブファンド 32.5
現金・その他 2.0

 

販売手数料は3.3%(税抜3.0%)を上限、信託報酬はファンドの純資産総額に対し、年率1.265% (税抜 1.15%)。信託財産留保額は0.3%です。

成績は以下の通りです。

標準偏差とは、平均からのばらつきを表しますが、よく分からなければ標準偏差が大きいとリスクが高いということを覚えておいてください。

1年 3年
(年率)
5年
(年率)
10年
(年率)
トータル
リターン
3.92% 6.49% 2.67% 8.70%
標準偏差 11.43 20.24 18.65 17.62
シャープ
レシオ
0.34 0.32 0.14 0.49

 

アムンディ・チャインドネシア株投信の標準偏差は10年で19.26。非常に高い水準であり、値動きが激しい投資対象を選好して運用を行っていることがわかります。

新興国に投資をする代表ETFのバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)ですら、標準偏差は15-18です。

リスクの高い投資先であることは理解しましょう。

さらに詳しくは以下の記事を参照。

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T&Dインド中小型株ファンド

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&Dインド中小型株ファンドはファンド・オブ・ファンズ方式での運用です。直接、インドの株式等に投資する訳ではなく間に一つファンドを挟んでいます。

インド株の投資信託では、銀行やITが上位に来るファンドが多いです。しかし、T&Dインド中小型株ファンドでは素材や資本財が多くなっているのが特徴です。

素材 17.1%
資本財 15.3%
各種金融 11.0%
銀行 8.3%
自動車・自動車部品 6.8%
医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス 6.2%
耐久消費財・アパレル 5.8%
ソフトウェア・サービス 5.5%
公益事業 5.0%
商業・専門サービス 3.2%
その他の業種 11.2%

手数料は以下の通りです。

T&Dインド中小型株ファンド eMAXIS Slim新興国株式インデックス
購入時の手数料 3.30% なし
保有時の手数料 年2.051% 年率0.1870%
解約時の手数料 0.30% なし

過去10年分の運用成績はこちらです。標準偏差が高いですね。

1年 3年
(年率)
5年
(年率)
10年
(年率)
トータルリターン 3.32% 13.09% 2.49% 13.60%
標準偏差 18.39 26.45 24.26 24.04
シャープレシオ 0.18 0.50 0.10 0.57

詳細は以下を参照。

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HSBCインドオープン

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HSBCといえば世界的に有名な金融機関ですよね。日本のメガバンクなどHSBCからすれば小規模業者です。HSBCインドオープンはHSBCが取り扱っている投資信託です。

HSBCインドオープンはアクティブファンドでありベンチマークを超える運用を目指しています。

※ベンチマーク・・・投資信託が運用のターゲットにする株価指数。日本市場なら日経平均など。ここではインドのマーケットの動きを指す。

※アクティブファンド・・・手数料が高い代わりにベンチマークを超える運用成果を目指す。要はマーケット全体よりも良い運用成果を目指す。

HSBCインドオープンで設定されているベンチマークは「S&P/IFC Investable India(円ベース)」です。

S&P/IFC Investable Indiaとは、インドの非居住者がインド株式への投資を行うことを前提として、時価総額、流動性や非居住者に対する各種投資制限(個別株、業種等)等を考慮し算出された時価総額加重平均インデックスです。

組入銘柄は金融やITがシェアの多くを占めています。組入れ銘柄数は42です。いずれもインド関連投資信託の中では一般的な水準です。

手数料は以下です。

HSBCインドオープン eMAXIS Slim新興国株式インデックス
購入時の手数料 3.85% なし
保有時の手数料 年2.2% 年率0.1870%
解約時の手数料 なし なし

運用成績を確認しておきましょう。10年で5%は低いですね。大きく損失を出してしまった年があると容易に推察できます。

1年 3年
(年率)
5年
(年率)
10年
(年率)
トータルリターン 2.58% 13.78% 5.05% 8.42%
標準偏差 19.46 28.66 25.50 24.92
シャープレシオ 0.13 0.48 0.20 0.34

詳細は以下の記事を参照。

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三井住友・アジア4大成長国オープンは、4大成長国オープンという名前の通り、4カ国に分散している投信です。

分散先の国は、日本株25%、ベトナム株15%、インド株30%、中国株30%です。これから世界の覇権を取っていく中国、そして中国に次いで人口が多く経済大国になっていくポテンシャルを秘めるインドも同比率で分散されています。

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「三井住友・アジア4大成長国オープン」の規模は2021年7月末時点で約16.2億円です。小規模ファンドですね。ファミリーファンド方式です。

「三井住友・アジア4大成長国オープン」の重要指標は以下です。

2020年の大きなリターンがありながら、3年のリターンが9.30%となっており、ここ3年は優れた成績を出せていなかったことは把握できます。

1年 3年
(年率)
5年
(年率)
10年
(年率)
トータルリターン ▲4.34% 8.37% 2.97% 11.10%
標準偏差 9.96 15.74 15.09 15.04
シャープレシオ ▲0.44 0.53 0.20 0.74

詳細は以下を参照。

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HSBCによるインド関連の投資信託はいくつかありますが、「HSBCインド・インフラ株式オープン」の特色はその名の通り、インドの中でもインフラ関連の株式に投資する事です。

投資対象 ・インド国内のインフラ関連企業・インドのインフラに関連し、収益の大部分をインド国内の事業活動から得ているインド国外の企業
投資対象有価証券 ・インドの証券取引所(ボンベイ証券取引所、ナショナル証券取引所)に上場している、もしくはその他取引所またはそれに類する市場で取引されている投資対象企業の株式・投資対象企業のADR(米国預託証書)やGDR(グローバル預託証書)

・投資対象企業の株価に連動するオプションを表示する証券または証書等

運用成績は以下です。

1年 3年
(年率)
5年
(年率)
10年
(年率)
トータルリターン 11.58% 21.62% 2.10% 8.22%
標準偏差 28.18 34.44 30.11 34.72
シャープレシオ 0.51 0.68 0.07 0.27

詳細は以下を参照。

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ダイワ・インド株ファンド(愛称パワフル・インド)はファミリーファンド方式で運用を行います。

組入銘柄は金融やサービス業の比率が高くなっています。これらは他のインド株投信でも見られますがインデックスにも投資しているのが特徴的です。

組入れ銘柄数は全部で42です。一般的な投資信託と比べると少ないですが、インド関連投信の中では通常かやや多い程度の水準となっています。

運用成績は以下です。

1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン 11.72% 13.58% 5.92% 9.93%
標準偏差 18.24 26.70 24.16 22.75
シャープレシオ 0.64 0.51 0.25 0.44

詳細は以下を参照。

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HSBCインド株式ファンドはファミリーファンド方式です。投資家の資金はベビーファンドとしてまとめられ、それをマザーファンドに投資し実際の運用はマザーファンドで行います。

ポートフォリオは銀行などの金融が5つランクインしており、かなり力を入れていることが分かりますね。組み入れ銘柄は全部で42ですが、その全体のシェアでも銀行が24.5%と1位となっています。

運用成績は以下の通りとなっています。

1年 3年
(年率)
5年
(年率)
10年
(年率)
トータルリターン 2.76% 14.24% 5.28% 8.69%
標準偏差 19.74 29.19 25.97 25.43
シャープレシオ 0.14 0.49 0.20 0.34

詳細は以下を参照。

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新光ピュア・インド株式ファンドはファンド・オブ・ファンズ方式で運用を行います。

新光ピュア・インド株式ファンドが直接インド株式に投資をするわけではなく「TATA・インディアンオポテュニティーズ・ファンド・ジャパンファンド投資証券(米ドル建て)」を通してインド株式に投資します。

ポートフォリオは、インドで強い産業である銀行やソフトウェア、金融などを多く組み込んでいます。

これまでの運用成績をデータで細かく見てみましょう。

1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン 13.48% 13.99% 7.02% 11.41%
標準偏差 17.62 25.41 21.20 23.72
シャープレシオ 0.76 0.56 0.32 0.51

詳細は以下を参照。

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野村インド株投資はいわゆるアクティブファンドとよばれるもので、ベンチマークより良い運用成績を目指すものです。

野村インド株投資のベンチ―マークは、MSCIインド・インデックス(税引後配当込み・円換算ベース)となっており、これを上回る投資成果を目指します。

ポートフォリオは、情報技術や銀行などが多くなっています。インドでは第二次産業である製造業が弱く、第三次産業が強いので自然な選択だと言えるでしょう。

これまでの成績をデータで振り返ってみましょう。こちらもここ三年は厳しかったのでしょう。

1年 3年
(年率)
5年
(年率)
10年
(年率)
トータルリターン ▲1.38% 10.09% 4.73% 10.90%
標準偏差 16.03 24.65 22.55 22.27
シャープレシオ ▲0.09 0.41 0.21 0.49

さらなる詳細は以下の記事で確認してください。

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ポートフォリオの業種としては金融が多い構成となっています。そもそも投資先の銘柄数が少ない上に、投資先の業種もかなり構成が偏っているので、より値動きが多くなりやすいポートフォリオとなっています。

運用成績をデータで詳しく見てみましょう。こちらも直近3年は冬の時代でしたね。

1年 3年(年率) 5年(年率)
トータルリターン 11.91% 13.50% 4.85%
標準偏差 19.02 29.04 26.13
シャープレシオ 0.63 0.47 0.19

詳細は以下の記事で確認してください。

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ポートフォリオの主な投資対象が中型株となっていますが、中型株は海外展開を推進する大型株とは異なり、インド国内に特化した内需企業が多いのが特徴です。そのため中期的なインドの経済成長の恩恵をより受けやすくなっています。

直近5年の成績を詳しく見てみましょう。

1年 3年
(年率)
5年
(年率)
10年
(年率)
トータルリターン 3.54% 17.01% 6.34% 14.633
標準偏差 17.09 28.63 25.45 24.26
シャープレシオ 0.21 0.59 0.25 0.60

 

トータルリターンだけを見ると11.48%で悪くないのですが、ここだけを見て良いと判断するのは早計です。標準偏差が25.39と非常に大きくなっており、値動きが大きいのがこのファンドの特徴です。

詳細は以下の記事を参照。

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今後伸びていく新興国とは?

ここまでインド投資信託について見てきましたが、正直今から投資するならインドじゃないと思います。

なぜならインドはすでに株価が割高になってしまっていて、これから投資する旨味がないからです。では、どこの国がおすすめなのでしょうか?

筆者が出した答えは下記の新興国おすすめランキングにあります。インドに限らず世界中から検討したおすすめ投資信託ランキングですので、ぜひ確認してみて下さい。

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新興国の資産運用

 

 

皆さんもご存知のことと思いますが、現在世界経済の成長を牽引しているのは疑いなく新興国経済となっています。今後も先進国の成長率は低下することが見込まれていますが、新興国の高い成長率は継続することが予想されています。

先進国と新興国の経済成長率の比較

経済の成長にともなって新興国企業の1株あたりの利益もコロナから順調に回復し再び成長軌道に乗ることが見込まれています。

新興国の経済成長率の推移を先進国と比較

 

一方、堅調な経済成長と企業利益とは反対に、新興国株式は軟調に推移し先進国株式に対して割安に推移しています。結果として新興国株式は先進国株式に対して30%程度割安となっており2022年以降は再び新興国株式の時代がくると目されています。

青:新興国株式全体
黄:全世界株式全体
緑:先進国株式全体

先進国に対して劣後する新興国株式市場

参照:MSCI

 

強い株式市場というのは移り変わっていきます。2000年代は新興国株式、2010年代は先進国株式でした。2020年代は再び新興国株式の時代が到来しようとしているのです。

そして、新興国株式投資で大きなリターンをだすためには、中でも魅力的な新興国に投資をする必要があります。

 

また、新興国の個別株は個人投資家にはなかなか分析するのが難しいのではないでしょうか。そこで、新興国株式の分析をし実際に投資している筆者の観点から大きなリターンを望める投資先を厳選してランキング形式でまとめています。新興国投資を行う際に参考にしていただければと思います。