新興国株式

【最新版】新興国株式投資でおすすめなのはどこの国?主要新興国15カ国をカテゴライズして徹底評価!

【最新版】新興国株式投資でおすすめなのはどこの国?主要新興国15カ国をカテゴライズして徹底評価!

当ブログでは様々な新興国についてお伝えしています。

あらゆる新興国について分析した結果、結局どの国が一番魅力的なのかという点についてお伝えしていきたいと思います。

今回はわかりやすく、国自体の成長率の高さと株式市場の割安度を元に分類していきたいと思います。

最も高い魅力群(成長力:高・株式市場:割安)

一番魅力が高いのは当然ながら国自体の成長力が高く割安に放置されている国です。

上記の図をご覧いただければ分かる通りインドネシアと中国が該当しています。ただ、割安度という観点から考えると中国の魅力が群を抜いています。

新興国株式市場は先進国株式市場に割安になっていますが、その主因は新興国株式市場で大きな比率を占める中国の株式市場が割安に放置されていることにあります。

中国は既に成長力が低いと勘違いしている方もいらっしゃいますが、依然として新興国の中で最高水準の成長率を具現化していますし、今後中国は米国を抜いて世界一の覇権国となることが見込まれています。

https://indexnz.com/china-economy/

実際、筆者も2020年代は中国株式のバブルが訪れると考え、中国株に投資をしているファンドに投資をしています。以下では中国のおすすめできるファンドをランキング形式でお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

まず、今後新興国投資で大きなリターンを狙うなら中国への投資というのは必要不可欠であると確信しています。

既に株価が高い新興国(成長力:高・株式市場:割高)

次に紹介するパターンは新興国としての高い成長力はありながらも、株価も上がってしまっている新興国です。

インドはいわずと知れた人口大国でなおかつITも発展している今後が見込まれる国です。

しかし、あまりにも分かりやすく魅力的なため既に株価は割高となっています。また、外資規制がひかれており、インドの株式市場に上場している銘柄の全てに投資することはできません。

現在取引できている銘柄もADRという仕組みを使ってしか投資できず、なかなか外資資本が流入しづらいという点も問題点です。

今後、このカテゴリーから魅力的となる国も現れることが期待できますが、現状は静観しておいた方が無難な新興国となっています。

最も魅力が低い新興国(成長力:低・株式市場:割高)

次に紹介するのが国自体の成長力が低く尚且つ株式市場も割高であるという最も投資妙味が低い新興国群です。

新興国であるにも関わらず、成長力が低い理由は以下のような理由があります。

既にある程度国として発展している国
該当国:シンガポール、マレーシア、香港

日本も昔は新興国で高い成長力を誇りましたが、先進国になるにつれて成長率は低下していきました。既に1人あたりGDPが日本を上回るシンガポールや先進国の仲間入り目前のマレーシアの成長率が低いのは自然の摂理ともいえるでしょう。

香港も金融セクターとしていち早く発展しており経済水準は既に高くなっています。

政治が混乱している国
該当国:ブラジル、南アフリカ、タイ

日本も新興国時代に大きく成長できた要因の一つに安定した自民党政権が継続したことが挙げられます。政治が安定していると経済政策もうち続けられますし、外資も安心して出資してくれる環境が整えられます。

ブラジルや南アフリカのような大統領や大臣が汚職で頻繁に変わり、政権が安定していない新興国でも概して成長率が低い傾向にあるのです。

成長力は低いが割安な新興国(成長力:低・株式市場:割安)

ロシアのように成長力は低いものの、株式市場が割安な新興国がこのカテゴリーに入ります。

ただ、冷静に考えてみてください。新興国の最も魅力的な点は成長力の高さです。割安というだけであれば日本の割安株に投資をしていた方が合理的といえるでしょう。

正直、新興国投資をする意義に反するカテゴリーであると考えて投資は避けています。

株式市場が黎明期で日本から投資できない新興国

そもそも株式市場がまだまだ黎明期で日本から投資ができない新興国も存在しています。

これらの国は確かに新興国として成長率は高いのですが、未だに株式市場が未整備なので投資対象にはなりません。

将来的に株式市場が整備されたタイミングで検討するカテゴリーの新興国となります。

まとめ

分析してきた国を5つにカテゴライズしてきました。いうまでもありませんが、最も魅力的なのは最初に紹介した成長率が高く尚且つ株式市場が割安に放置されている国です。

特に中国は今後覇権国となる途上で日本のバブルのような急騰を見せる局面があると信じています。

以下筆者が投資しているファンドを含めて中国に投資するのに魅力的な選択肢をランキング形式でお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

新興国投資で投資で大きく資産を増やす投資先とは?投資対象・運用戦略・期待リターンから厳選。
新興国の資産運用

 

 

皆さんもご存知のことと思いますが、現在世界経済の成長を牽引しているのは疑いなく新興国経済となっています。今後も先進国の成長率は低下することが見込まれていますが、新興国の高い成長率は継続することが予想されています。

先進国と新興国の経済成長率の比較

経済の成長にともなって新興国企業の1株あたりの利益もコロナから順調に回復し再び成長軌道に乗ることが見込まれています。

新興国の経済成長率の推移を先進国と比較

 

一方、堅調な経済成長と企業利益とは反対に、新興国株式は軟調に推移し先進国株式に対して割安に推移しています。結果として新興国株式は先進国株式に対して30%程度割安となっており2022年以降は再び新興国株式の時代がくると目されています。

青:新興国株式全体
黄:全世界株式全体
緑:先進国株式全体

先進国に対して劣後する新興国株式市場

参照:MSCI

 

強い株式市場というのは移り変わっていきます。2000年代は新興国株式、2010年代は先進国株式でした。2020年代は再び新興国株式の時代が到来しようとしているのです。

そして、新興国株式投資で大きなリターンをだすためには、中でも魅力的な新興国に投資をする必要があります。

 

また、新興国の個別株は個人投資家にはなかなか分析するのが難しいのではないでしょうか。そこで、新興国株式の分析をし実際に投資している筆者の観点から大きなリターンを望める投資先を厳選してランキング形式でまとめています。新興国投資を行う際に参考にしていただければと思います。