ラオス株式市場

ラオスはどんな国?経済や株式市場の成長性とは!投資価値はあるのか徹底的に分析する

ラオスという名前は聞いたことあるけど詳細はよくわからない。。。

 

ASEANにも数えられるラオスですが、実態はあまり知られていません。

 

ラオスは一体どんな国なのでしょうか?経済は成長していくのでしょうか。株式市場は成長するのでしょうか。

 

投資先としてラオスに価値があるのか徹底的に分析していきます。

 

ラオスはどんな国?

ラオスの基本情報

まずはラオスの基本情報から確認していきましょう。

 

ラオス人民民主共和国 Lao People’s Democratic Republic
面積 23万6,800平方キロメートル
人口 712万人
首都 ビエンチャン
言語 ラオス語(公用語)
宗教 仏教
民族 ラオ族をはじめ計50民族
実質GDP成長率 6.43%(2019年)
1人当たりの名目GDP 2,670ドル(2019年)

 

ラオスの面積は23万6,800平方キロメートルで日本の60%程度です。あまり広くないように見えますが、人口は712万と日本の5%程度ですので1人当たりで見ればかなり広い国土となっています。

 

また宗教は仏教で公用語はラオス語となっています。

 

ラオスはASEANの加盟国

東南アジア諸国の政府間組織として1967年にASEANは設立されました。政府間協力を促し、政治・経済・安全保障などの統合を目指しています。

 

加盟国は下記の10か国です。

ASEAN加盟国

・インドネシア
・カンボジア
・シンガポール
・タイ
・フィリピン
・ブルネイ
・ベトナム
・マレーシア
・ミャンマー
・ラオス

ラオスは1997年に加盟しています。ASEAN10か国の経済成長は著しく、2015年以降約5%の経済成長率を維持しています。

 

2015年 4.7%
2016年 4.8%
2017年 5.3%
2018年 5.2%

 

ラオスを含めた東南アジア諸国の経済が成長しているのは大きな利点となっています。

 

ラオスの文化

ラオスの文化的側面にも目を向けてみると、お寺や自然が多くゆったりとした時間が流れているのが特徴です。

 

ラオス南部にある寺院ワットプーは世界遺産にも登録されています。

 

 

食事も米粉の麺など日本人の味覚に合うものも多いです。

 

少なくとも旅先としては魅力的ですね。では、投資先としてはどうでしょうか。続いてラオス経済について見ていきましょう。

 

ラオス経済について

人口推移

新興国の経済成長にあたって、人口が増えていくかどうかは重要な要素です。ラオスの人口はどのように推移していくでしょうか。

 

ラオスの人口動態はこちらです。

 

参照:世界の人口ピラミッド

 

きれいなつりがね型となっており若い人の人口が多くなっています。

 

日本は高齢化社会となっており人口が減少していくことが予想されていますが、ラオスではまだまだ若い人の人口が多く、今後人口が増えていくと予想されています。

 

人口推移をシミュレーションすると2063年まで増え続ける予定となっています。

 

参照:世界の人口ピラミッド

 

ラオスは今後40年以上、人口が増加し続けていくということで、人口という点から見ると経済成長に期待できる状況となっています。

 

ラオスの産業

続いて、ラオスの産業はどうなっているか確認してみましょう。

 

参照:国際通貨研究所 ラオスの経済情勢と今後の見通しについて

 

ラオスの第一次産業は2001年では33%を占めていましたが、2019年には15%と大きく縮小しました。

 

一方で、第二次産業は2001年の17%から2019年には31%と大きく増加しています。この成長には鉱業や電力発電が含まれます。

 

ラオスは東南アジア唯一の内陸国ですが、大きなメコン川が流れており水資源は豊富です。これらを利用した複数の水力発電所や火力発電所、製造業が好調だったことが第二次産業の成長を牽引しました。

 

今後もダムや水力発電の建設を主として経済発展していくことが期待されています。

 

ラオス株式市場について

ラオス証券取引所

続いて株式市場はどうなっているでしょうか。いくら経済が成長していくとしても投資環境が整っていなければ投資することは出来ません。

 

ラオスでは、2011年に首都のビエンチャンにラオス証券取引所が設立されました。

 

参照:大和総研 2011年1月11日にラオス証券取引所で株式取引が開始

 

取引時間は平日月曜~金曜8:30-11:00となっており、証券取引所がある事は確認できました。

 

それでは、その規模はどうでしょうか。

 

上場銘柄と市場規模

ラオス証券取引所に上場している銘柄はこちらです。

 

社名 時価総額(million LAK)
BANQUE POUR LE COMMERCE EXTERIEUR LAO PUBLIC 1,184,022
EDL Generation Public Company 4,063,914
LAO WORLD PUBLIC COMPANY 272,970
Petroleum Trading Lao Public Company 98,700
Souvanny Home Center Public Company 330,000
Phousy Construction and Development Public Company 756,600
Lao Cement Public Company 48,004
Mahathuen Leasing Public Company 132,000
Lao Agrotech Public Company 190,000
Vientiane Center Lao Public Company 161,919
Lao ASEAN Leasing Public Company 994,950
合計 8,233,082

 

上場銘柄数は11社となっており、時価総額は約904億円です。

 

参考までに日本の株式市場には約3700社上場しており、時価総額は約380兆円です。日本と比較すると圧倒的に小さいですが、他の東南アジア諸国と比較してみましょう。

 

ラオス インドネシア フィリピン
銘柄数 11銘柄 637銘柄 266銘柄
時価総額 904億円 55兆円 36兆円

 

インドネシアやフィリピンと比べてもラオス株式市場の銘柄数や時価総額は圧倒的に小さくなっています。

 

この市場規模では流動性を確保するのも難しく、ラオス株式市場は投資環境が整っているとは言えません。正直、現段階で投資するのは難しいです。

 

有望な新興国の見つけ方

投資先としてのラオス

ラオスは今後40年以上も人口が増加していくことから経済成長をしていく上で好条件となっており、これまでもASEANの加盟国として順調に成長してきました。

 

さらに、メコン川が流れており水資源が豊富であるなど地理的条件にも恵まれていることから更なる経済成長が期待されてます。

 

一方で、株式市場に関してはラオス証券取引所があるものの、上場銘柄数は11社とわずかであり、市場規模も904億円と非常に小さいです。

 

残念ながら、投資環境がまだ整っておらずラオスに投資するのは難しいというのが現状の結論です。

 

新興国投資の条件

これまで見てきた通り、新興国の経済が成長していくかどうかはもちろん重要なのですが、同時に投資環境が整備されていることも必要です。

新興国投資の必要条件

・経済が成長していくこと
・投資環境が整っていること

ラオスは上記の条件を満たしませんでしたが、ラオス以外にも有望な新興国はあります。

 

新興国投資で有望な投資先として、筆者は中国をおすすめしています。

 

中国はこれから経済成長していき世界トップの大国となることが予想されています。さらに、株式市場も整備されており今や上海証券取引所の時価総額や売買代金は世界2位の規模を誇っています。

 

中国詳細については別記事でも解説していますのでそちらもご一読いただければ幸いです。

【見通し良好!】中国の経済は今後どうなる?終焉と謳われた過去を払拭し中国製造2025でハイテク産業重視にシフトしてGDPで世界の覇権を握る!

中国株式市場は割安で投資する機会が到来!A株、B株、香港H株、レッドチップなどの違いについてもわかりやすく解説する。

 

中国が一番魅力的な投資だと考えていますので、筆者は現在、新興国投資は中国1本に絞っています。

 

中国ファンドを筆頭におすすめファンドをランキングにしていますので、投資先をお探しの方は下記よりぜひ確認してみて下さい。

 

新興国投資で投資で大きく資産を増やす投資先とは?投資対象・運用戦略・期待リターンから厳選。
新興国の資産運用

 

 

皆さんもご存知のことと思いますが、現在世界経済の成長を牽引しているのは疑いなく新興国経済となっています。今後も先進国の成長率は低下することが見込まれていますが、新興国の高い成長率は継続することが予想されています。

先進国と新興国の経済成長率の比較

経済の成長にともなって新興国企業の1株あたりの利益もコロナから順調に回復し再び成長軌道に乗ることが見込まれています。

新興国の経済成長率の推移を先進国と比較

 

一方、堅調な経済成長と企業利益とは反対に、新興国株式は軟調に推移し先進国株式に対して割安に推移しています。結果として新興国株式は先進国株式に対して30%程度割安となっており2020年代は再び新興国株式の時代がくると目されています。

青:新興国株式全体
黄:全世界株式全体
緑:先進国株式全体

先進国に対して劣後する新興国株式市場

参照:MSCI

 

強い株式市場というのは移り変わっていきます。2000年代は新興国株式、2010年代は先進国株式でした。2020年代は再び新興国株式の時代が到来しようとしているのです。

そして、新興国株式投資で大きなリターンをだすためには、中でも魅力的な新興国に投資をする必要があります。

 

また、新興国の個別株は個人投資家にはなかなか分析するのが難しいのではないでしょうか。そこで、新興国株式の分析をし実際に投資している筆者の観点から大きなリターンを望める投資先を厳選してランキング形式でまとめています。

新興国投資を行う際に参考にしていただければと思います!