ヘッジファンド投資

オリエントマネジメントの投資事例とは?組み入れの中国個別銘柄からみえる堅実に高い利回りを出す運用手法の実態を紐解く。

オリエントマネジメントは筆者が2021年後半から大きく資産をふやすことを期待して投資しているヘッジファンドです。

 

オリエントマネジメントは新興国投資に実績のある腕利きのファンドマネージャーが2021年からは中国の時代が間違いなくくると確信して立ち上げたヘッジファンドです。

過去、狙いを定めて投資を行った中東国ファンドでは現地通貨建で以下のように素晴らしい成績を残しています。

オリエントマネジメントの実績

そのファンドマネージャーがこれからは中国だと本腰を入れて2021年後半から投資を開始しています。なぜ、今から中国株の時代がくるのかという点については以下の記事で詳しくお伝えしていますので参考にしてください。

 

オリエントマネジメント詳細ページ

 

運用開始は2021年の10月からなのですが、2021年後半に中国政府がアリババなどのIT企業を締め付けたこともあり一時的に中国株に厳しい環境となりました。

しかし、オリエントマネジメントは卓越した銘柄選択術で基準価格を5.8%引き上げることに成功しています。(年率換算すると25%以上)

香港ハンセン指数とオリエントマネジメント

そして、2022年に入り中国が金融緩和を開始したことで底打ちして、いよいよ株価が急騰する局面を迎えています。

逆風の中でもリターンをだしてくれたオリエントマネジメントなので、追い風となった時にどのようなリターンを出してくれるか非常に楽しみにしています。

 

本日はオリエントマネジメントから届いた運用レポートを元にどのような銘柄に投資を行い利益をだしているのかという点について事例を通じてお伝えしていきたいと思います。

投資銘柄①:広西柳州医薬 (上海A 603368)

広西柳州医薬

広西柳州医薬は広西チワン族自治区を営業地盤とする中堅医薬品販売会社です。

病院や薬局、小売店向けの卸売が主力 事業で売上の 8割は卸売。全額出資子会社の「柳州桂中大薬房連鎖」を通じて医薬小売事業も行っています。

外国人が購入できる香港市場には上場していないため、上海市場を通じてオリエントマネジメントは購入しています。

投資をした時点での状況は以下の通りとなります。

投資時点の株式価値分析
時価総額 57億元(約1,026億円)
PER 9.5倍
PBR 1.1倍
配当利回り 3.8%
成長率 約20%
1株あたり企業価値 CNY29.77
実際の価値 CNY16.18

投資を行ってから株価は急騰しています。

広西柳州医薬の株価推移

見ていただけるとわかるとおり成長率がそれなりに高いにも関わらずPERは10倍を切る安さになっています。

更に、オリエントマネジメントがバランスシートと事業価値から算出した1株あたり企業価値が実際の株価を大幅に上回っている銘柄に投資をしています。つまりバリュー株投資を実践していることが読み取れます。

投資銘柄②:青島港国際 (上海A601298 香港6198)

青島港国際

世界第6位、中国で第5位の世界最大級の港湾である山東省青島港のターミナルを管理しており、荷役や倉庫業 務を中心に物流サービスなどを提供している会社です。

売上は2017年の10,146百万元(1,824億円)から 2020年の13,219百万元(2,377億円)と右肩上がりで年率9.2%という高い成長を続けています。有利子負債も少なく財務状況がよいことも期待できる点です。

買い付け当初から上海A株と香港H株に約1.7倍の価格差があったことからH株に投資をしているそうです。(詳細後述)

投資時点の株式価値分析
時価総額(上海A市場) 577億元(1兆388億円)
時価総額(香港市場) 414億香港ドル(6,075億円)
株価(上海A市場) CNY7.49
株価(香港市場) HKD 4.38 (=CNY 5.37)
AH価格差 171%
PER(H株) 6.0倍
PBR(H株) 0.8倍
配当利回り(H株) 7.9%

成長企業であるにも関わらずPERが6倍と異常なレベルの安さに放置されています。また配当利回りも7.9%と超高配当銘柄ですね。

投資実行後に順調に株価が上昇しています。

青島港国際の株価推移

割安な銘柄をみつけだして、安いうちに仕込む能力に非常に長けていますね。

 

オリエントマネジメント公式ページ

コラム:AH格差とは?

さきほどの青島港国際ででてきたAH価格差について補足していたきたいと思います。

中国企業は中国の本土市場の上海A株市場と香港市場(H株)に重複上場しているケースが多くあります。

→ 中国株式市場は割安で投資する機会が到来!A株、B株、香港H株、レッドチップなどの違いについてもわかりやすく解説する。

どちらも同一の株主の権利を持つにも関わらず株価に乖離が生じている場合が多々あります。このA株とH株の価格の比率のことをAH価格差といいます。

例えばある銘柄がA株市場で120で取引されているのに、香港H株市場で100で取引されている場合はAH価格差は120ポイントとなります。(A株120÷香港H株100)×100で算出。

同じ価値なのに価格が違う。つまりAH価格差によって外国人投資家にとって極めて魅力的な投資機会が存在します。

そして現在H株が安く、A株が大きい状態が顕著になっています。

AH価格差とは

つまり平均してA株はH株より45%高い価格で取引されているということですね。

この価格乖離は是正される方向に基本的には働くので重複上場している場合は、魅力的なH株を仕込むことをオリエントマネジメントは実行しています。

A株でも、そもそも安い水準なのでH株の中には信じられない程、激安の銘柄がごろごろ転がっている状態となっています。

投資銘柄③:安徽高速道路(上海A600012、香港0995 )

安徽省で有料道路の開発・運営を手掛け、8本の 高速道路557kmを保有。合計3825kmを管理している企業です。

合肥市と南京市を結ぶ合寧高速が最大の収益源。株式の過半数を中国政府系法人が保有する政府系企業。

2020年の売上は2,633百万元(473億円)、営業利益が1,206百万元(379億円)であり利益率が約50%と非常に収益性が高いのも特徴です。現金5,229百万元 (940億円)と時価総額の半分保有し好財務なのも魅力的な点です。

A株とH株に約1.4倍の価格差があったことからオリエントマネジメントは投資を実行しています。

投資時点の株式価値分析
時価総額(上海A市場) 141億人民元(2,550億円)
時価総額(香港市場) 127億香港ドル(1,875億円)
株価(上海A市場) CNY8.92
株価(香港市場) HKD 6.56 (=CNY 8.04)
AH価格差 136%
PER(H株) 8.3倍
PBR(H株) 0.8倍
配当利回り(H株) 4.5%

 

高利益率で成長著しい銘柄がPER8倍台、PBRで1倍を切っているなんて異常な水準ですよね。オリエントマネジメントが投資してから既に30%異常の上昇を実現しています。

安徽高速道路の株価推移

 

オリエントマネジメントの投資手法の総括

オリエントマネジメントはバイドゥやアリババやテンセントのような流行りの銘柄に飛びつくことはしません。

しっかりと企業価値を分析した上で、更に顕著に割安であるかどうかを丁寧に吟味した上で底に近いレベルで銘柄を仕込んでいき収益機会を捉えています。

他の中国の投資信託は日本にいるファンドマネージャーが投資を行っているので残念ながら知名度の高い大型銘柄ばかりに投資を行い中国株市場が下落する局面で被弾しています。

しかし、オリエントマネジメントは香港やシンガポールを拠点として情報収拾を行い、また中小型株まで含めて銘柄を精査しているので本当に魅力的な銘柄を厳選できているといえるでしょう。

中国で金融緩和が始まった2022年。これから始まる急騰相場に最高のファンドで波乗りしていくために筆者はオリエントマネジメントに資金を預けています。

以下の公式ページから問い合わせを行うことで直接話を聞くこともできますので、より深く検討してみることをおすすめします。

 

オリエントマネジメント公式ページ

新興国投資で投資で大きく資産を増やす投資先とは?投資対象・運用戦略・期待リターンから厳選。
新興国の資産運用

 

 

皆さんもご存知のことと思いますが、現在世界経済の成長を牽引しているのは疑いなく新興国経済となっています。今後も先進国の成長率は低下することが見込まれていますが、新興国の高い成長率は継続することが予想されています。

先進国と新興国の経済成長率の比較

経済の成長にともなって新興国企業の1株あたりの利益もコロナから順調に回復し再び成長軌道に乗ることが見込まれています。

新興国の経済成長率の推移を先進国と比較

 

一方、堅調な経済成長と企業利益とは反対に、新興国株式は軟調に推移し先進国株式に対して割安に推移しています。結果として新興国株式は先進国株式に対して30%程度割安となっており2022年以降は再び新興国株式の時代がくると目されています。

青:新興国株式全体
黄:全世界株式全体
緑:先進国株式全体

先進国に対して劣後する新興国株式市場

参照:MSCI

 

強い株式市場というのは移り変わっていきます。2000年代は新興国株式、2010年代は先進国株式でした。2020年代は再び新興国株式の時代が到来しようとしているのです。

そして、新興国株式投資で大きなリターンをだすためには、中でも魅力的な新興国に投資をする必要があります。

 

また、新興国の個別株は個人投資家にはなかなか分析するのが難しいのではないでしょうか。そこで、新興国株式の分析をし実際に投資している筆者の観点から大きなリターンを望める投資先を厳選してランキング形式でまとめています。新興国投資を行う際に参考にしていただければと思います。